安全な遊具を提供するために

遊具安全点検とは?

 子供たちの遊具事故はあとを絶ちません。
 公園で、あるいは学校の校庭で、幼稚園・保育園の園庭で、楽しいはずの遊び場で受けた事故の衝撃は、体への傷だけにとどまらず、心の傷となって残ると言われています。
 しかしその一方、日ごろからの遊具の管理は決して十分といえず、どこかで重大な遊具事故が発生したときのみ、一斉に点検が実施され、多くの遊具に問題点が発見される、という事例が今も繰り返されています。
  弊社は、厳格な『遊具安全基準』に基づき、さまざまな施設における遊具の『保守点検・診断』の業務を通じて、子どもたちの遊具事故を未然に防ぎ、安全と安心を提供します。

リスクとハザード

〇子供の遊びにおけるリスクとハザード

 子どもは、遊びを通して冒険や挑戦をし、心身の能力を高めていくものであり、それは遊びの価値のひとつですが、冒険や挑戦には危険性も内在しています。子どもの遊びにおける安全確保にあたっては、子どもの遊びに内在する危険性が遊びの価値のひとつでもあることから、事故の回避能力を育む危険性あるいは子どもが判断不可能な危険性であるハザードとに区分するものとします。

〇物的な要因と人的な要因

 遊具に関するリスクとハザードは、それぞれ物的な要因、人的な要因とに分けることができます。
 例えば、通常子どもが飛び降りることができる遊具の高さは物的リスクであり、落下防止柵を越えて飛び降りようとする行為は人的リスクです。一方、遊具の不適切な配置や構造、不十分な維持管理による遊具の不良は物的ハザードであり、不適切な行動や遊ぶのには不適切な服装は人的ハザードです。



・物的ハザード 遊具の構造、施工、維持管理の不備などによるもの
・不適切な配置          銅線の交錯、幼児用遊具と小学生用の混在など
・遊具及び設置面の設計、構造の不備 高低差、隙間、突起、設置面の凹凸など
・遊具の不適切な施工 基礎部分の不適切な露出など
・不十分な維持管理の状態 腐食、磨耗、劣化、ねじなどのゆるみの放置など

遊具保守点検の流れ

1. 点検品目明細・点検項目見積書提出
お客様の遊具を確認の上お見積りをご提案させていただきます。

2. 契約
年間契約又はスポット契約の2種類からお選びいただけます。

3. 点検作業
国土交通省による「都市公園における遊具の安全確保に関する指針」及び(社)日本公園施設業協会の「遊具の安全に関する規準」を基に顧客の要請により劣化診断、規準診断、測定機器を使用した精密点検を行います。構造部材から据え付け状況、サビ状態、さらにはロープやチェーンの点検など多岐にわたり、測定器を使って入念なチェックを行います。

4. 点検報告書・修理見積書提出
点検結果に基づいて機能の部品における総合評価を行い写真貼り付けの上、報告書を提出いたします。

5. 修理

6. 修理完了
特別な加工を必要としない修理は、見積から作業完了まで1~2週間。専門スタッフならではの迅速な対応で、遊具の危険や不快を未然に防ぐことができます。


不慮の事故に対する保険・保証制度

1. 施設・業務遂行リスク(請負賠償責任保険)
当社が設置工事または保守点検業務の最中に他人の身体や財物に損害を与え、当社が損害賠償責任を負担する場合に対応する保険・保証制度があります。









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